【行ってみた】サイバーコネクトツーにいる松山さんに会いに行った話
普通にサイバーコネクトツーで遊んでしまった
年末も暮れに暮れた時期、東京事務所の「サイバーコネクトツー」にいる松山洋さんに会いに行きました。
私がパーソナリティをしているインターネットラジオへの出演をきっかけに、今回の訪問が実現したという感じです。
ゲーム好きのライターがゲーム会社を訪問してはしゃいだ様子や、ゲーム開発に携わりたい人におくる備忘録。
サイバーコネクトツーに行きました
ラジオでの共演をきっかけに
愛媛発のインターネットラジオにて、パーソナリティをしていた私。ひょんなことから「サイバーコネクトツー」の松山洋さんに出演いただき、ラジオを取ることとなりました。
そんなこんなで面識ができ、厚かましくも「東京で会えますか?」と打診すると、「OKです」という返信をいただけることに。
で、早速東京にできた「サイバーコネクトツー」に行ってきました。
そもそも、「サイバーコネクトツー」とは?
「サイバーコネクトツー」は設立から20周年を2016年で迎え、本社は福岡県。カナダのモントリオールにも新しくスタジオができるとのこと。
サイバーコネクトツーといえば「ナルティメットストーム」シリーズや「.hack」シリーズで有名。僕は松山さんも開発に関わっていた「サイレントボマー」という作品も知っており、会社のディスプレイにも並んでいました。
しがないライターにもお出迎えを
さっそくサイバーコネクトツーを訪問すると会議室に通されて、そこには私の名前と共に「ようこそ」というお出迎えが。しばらく待っていると、ドアが開くと同時に「ひさしぶり」と元気な挨拶と共に松山さんが入ってくる。
簡単な挨拶をした後に会社の説明をしていただいたのだが、会社でも挨拶を大事にしているとのこと。 職場見学をさせていただいたときも、部屋に人が入るだけで社員の方々は一斉に立ち上がり挨拶をしてくださる。
松山さんは番組などされているので見ている人はご存知だと思うが、とにかく熱い人である。
そういう熱い人だからこそ、ラジオで少しだけ会った私にもこうして時間を割いてくれるし、 会社にも活気があるのだと感じた。
ゲーム会社も人材不足なそうです
会議室にはナルトのゲームだけでなく、フランスの方で作ってもらったナルトのフィギュアが展示されていた。魅力的なゲームを作っているからこそ海外でも愛されているのがわかるが、ゲーム作りにおいて無理は仕事スケジュールはさせないとのこと。
あくまでクオリティを追求するため、無理な仕事を強いることしないというのは、かなり納得のいく考え方。でもその反面、ゲーム業界もなかなかの人材不足で悩んでいると松山さんは語っていました。
会社説明の中でもインターンの話は出てきたし、ゲーム開発における大事なことを講演していることも出てきました。
そもそも愛媛にやってきたのも、全国のプログラミング関係の学校を歩いて講演するためだったから。その中でもゲーム開発に必要なものや、気持ちの上で掲げるべきことを話していたそうです。
僕が訪問したときでも、ゲーム会社に就職したい人たちは多くのギャップを抱えていると考えており、ミスマッチが多く発生しているという。それを払拭するためのインターンだし、講演を全国回ってでも行うことが重要だと話していました。
そもそもゲーム会社に就職できる人は少数で、倍率にすると50倍なんてザラとか……。でもよく考えると、多くの人に手に取ってもらうゲーム開発が簡単にできるという発想のほうが、間違っているのかもしれません。
そのギャップを埋めるためにも、サイバーコネクトツーではインターンをして人を育てるしかないと考えているとのことです。
ファンと共にあるゲーム
「サイバーコネクトツー」の歴史
ロビーで記念撮影を終えた後、松山さんは仕事のため退席。その後は広報を担当する方に案内をしていただくことに。
会社ロビーにはサイバーコネクトツーが生み出してきたゲームが展示されています。やっていないゲームには「テイルコンチェルト」などがあったが、それ以外は基本触っていたことに自分がちょっと驚きました。
反対を言えば、一度は手に取ってしまう魅力的なゲームを輩出しているのがわかります。正直な話、ラジオでの対談や来訪してはじめてサイバーコネクトツー製のゲームだったのを知ったものもありました。
次回作もすでに調整段階で、いよいよリリースまじかとのことです。
(あまり書くとステマと言われかねないのでここまで笑)
でも2003年に出た「ナルティメット」シリーズも気が付けば2017年まで続いていると考えると、本当に愛されているなぁとは思います。僕が中学のときから続いている訳なので、そりゃ自分も年を取るわけです。
ロビーには一般ユーザーが遊べる場所も
ロビーには一般ユーザーでも楽しめる場所が設けられており、会社訪問の記念に押せるスタンプもあったりします。これは東京と福岡で違っているので、新しくできるモントリオールでも違うものになるのでしょうか。
あと、ロビーにはノートもあって誰でもメモできたり、ガシャポンも用意してあります。ロビーまでなら誰でも立ち寄れるので、ガシャポンを回しに行くだけでもいいかもしれませんね。
1人のユーザーとして楽しんだ
とりあえず、サイバーコネクトツーでの体験談はここまで。自分がプレイしていたゲームの開発環境に飛び込めたのは、非常に貴重な経験でした。
今の時代に10年以上もゲームシリーズが続いているのは珍しいと思いますし、その裏側にはこだわりがあるのも見えてきました。
でも、現場には人がいないのも現状なようですので、この記事を読んだ人が1人でもゲーム開発を志していただけると個人的にはうれしいかなと思います。
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