心のない男と、心を持つアンドロイド・1

「……よし」 私はキーボードから手を離して、 目の前のディスプレイに映る文章を印刷する。 印刷された文書を眺めてから、 ひとり部屋で「よし」とうなづく。 私は文章の誤字・脱字だけ訂正して、 念のため保存してからクライアントに 送信する。 数分後、クライアントから返信があった。 「素晴らしいです‼︎ 毎度ありがと…