ここだけのはなし

10人見れば、10通りの解釈がある。日常にてふと思ったことを自分なりに綴ります。

【1000字コラム】ドリーの悪夢

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1.人の「性質」までは変えられない

 

私は俗に言いバブル期に幼少を過ごし、

 

つつましい家庭で生まれ育った。

 

ただ生きた地域が少し田舎で、

 

何もない場所で、

 

人が身を寄せ合わせなければ

 

生きづらい地域だっただけである。

 

それ以外には概ね不満は別になかったし、

 

今の時代でよく言われる毒親やモンスターペアレント的な

 

親ではなかったと私は思っている。

 

どんな親に育てられたというのは非常に

 

重要なファクターになってくるとは思うが、

 

それが人生のすべてになるとは到底思えない。

 

その親によってどれだけ閉鎖的な世界を

 

提供されてしまったかどうかによって

 

人の性格には大きな影響を与えるだろうが、

 

人が本来持つ「性質」まで変えるには至らないだろう。

 

2.人の経験は人のものである

 

今では育児の方法や子どもの育て方がわからない人が多いようで、

 

不幸な子どもが増えているというニュースや記事を見かけることがある。

 

確かに、どう考えても子どもの人権が蹂躙されており、生命の危機や

 

今後の社会生活に大きな影響を及ぼす育児や教育がされていることは、

 

やはり私でも感じてしまう。

 

しかし、あまりに外野が他者の教育に口を出す権利が

 

どこまであるのだろうかというのも、同時に

 

思ってしまう訳である。

 

どれだけ自分が正しいと思っている価値観であったとしても、

 

それが他者にとってはまったく了見違いのものであることは

 

多々あることである。

 

日本国内で考えても、兄弟がいることを羨む人と

 

忌み嫌う人がいるのと同じで、環境や境遇が変われば

 

そこに対する意見もまったく変わるわけである。

 

ならば、単純に子どもの人数が一体何人がいいのかなんて、

 

誰に決定することができるのだろうかという問題である。

 

もちろん、経済的な理由をはじめ外因的なものはたくさんあるが、

 

その解答を見つけるのは結局自分自身と、どれだけ

 

その答えを見つけるまでに自分が動けるのかと私は思ったりする。

 

3.情報は移動してこそ価値があり、磨かれる

 

 

 

村上龍の言葉に

 

「移動こそ価値がある」

 

というものがある。

 

遺伝子レベルで考えても、世代を

 

超えるということはそれだけ

 

遺伝子という情報が未来へ移動することになる。

 

時代ごとに合う情報や活用法があり、

 

時代ごとの生き方や価値観がある。

 

だから、過去の人間が未来の人間に対して

 

助言をすることや築き上げたベースを渡すことはできるが、

 

それを使用するもしないも移動者が決めることである。

 

人は1人で生まれて、1人で死んでいく宿命にある。

 

しかし、今の私たちはその生きる権利も死んでいく権利さえ、

 

誰かの手に委ねて楽をしようとしているように見えることがある。

 

私たちに眠る性質や遺伝子はわかることがない。

 

わからないまま選択肢ばかりが増えていく中で、

 

一定のレールに乗ることを強いられている。

 

だからこそ、現代人は今の社会に息苦しさを

 

覚えているのかもしれない。

 

もし、自分が持つ性質や遺伝子がわからないならば、

 

自分の足で環境をごっそりと変えてしまい、

 

その中でも自立を保てるだけの「性質」にピンとくる

 

体験をせざるを得ない時代になっているのかもしれないと、

 

私は思ってしまうわけである。

 

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