ここだけのはなし

10人見れば、10通りの解釈がある。日常にてふと思ったことを自分なりに綴ります。

線路は続かない、どこまでも・1

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1・

 

「俺の仕事場はカフェで、パソコンで記事書いて生計立ててます」

 

会社の面接でこんなことを言えば、頭を白くした人たちは何て言うのだろうか。

 

俺はいわゆる、就職活動というもので失敗した。

 

大学に行った理由もよくわかってなかったし、そこで何をするのかもよくわからなかった。

 

働かなければいけないのだろうという感覚はあったけれど、

 

それ以上に「なにがしたい」とか、

 

「なにをしなければいけない」という

 

感覚は全くなかった。

 

大学に行けばその先の人生もそれなりに勝手に決まって、

 

いつかは映画のように、

 

自分の子どもと衝突しながらも、

 

それなりに「これで人生から引退だな」とか

 

思う自分を想像していた。

 

それなのに、ちょっと仕事がない時期に「就活しろ」とせがまれて、

 

無理なことを急にすると周りから「無能」や「さとり」なんて言われて、

 

俺は一気に「会社」というやつが嫌いになった。

 

元々田舎に住んでいたのもあってか、人の集団は嫌いだった。

 

田舎の人間はすぐに群れて、みんなで同じことをしようとする。

 

彼らやいじめをする人たちは、別に仲間外しをやっているんじゃない。

 

同じ価値観の人間で固まって、理不尽な価値観を撒き散らしているだけだ。

 

俺は会社にも、それと同じようなものを感じてしまった。

 

自分たちの会社に属さない人間を異物に見て、

 

まるで面倒なペットでも見るような視線。

 

一昔前なら、特に「バブル」とかいう時代なら、

 

会社が学生を囲い込んでまで入社させようとしたのに。

 

会社が疲弊して人がいらなくなった瞬間、

 

俺たちただ大学に通っていた人間は

 

「売れなくなった家畜」だったのだろう。

 

あいつらの視線がそう思えてならず、

 

「会社で働く」というものは実は理想で、

 

あいつらは「社畜」ならぬ「家畜」が欲しいだけなのだ。

 

大学時代の末期には、俺はそこまで「会社」という存在を恨んでいた。

 

今こうしてパソコンの前で仕事するようになってからは、

 

そこまで会社に対して嫌悪を抱いてはいない。

 

だからと言って、好感を持っているわけでもない。

 

俺の胸には会社に対する確執と共に、

 

新たなライフスタイルを求める「開拓者」のような

 

野心が煮えたぎっている。

 

俺は自分の時間を、野心を抱く機会を奪われたと錯覚していた。
 
だが、人は何も失わない。
 
大事なことを忘れるだけである。

 

俺は自分が忘れていたものを取り戻すため、

 

いまここからスクラップ&ビルドならぬ

 

ライズ&ビルドをしていかねばならない。

 

俺は自分にそう言い聞かせながら、

 

他人の思いを文字に起こしていく。

 

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