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ここだけのはなし

10人見れば、10通りの解釈がある。日常にてふと思ったことを自分なりに綴ります。

ダメ人間のダメな発想

エッセイ・随筆

昨日は、とある交流会に参加していた。人が集まるところに出ていかないと、仕事なんて見つかるものでもない。1人2人知り合いを作って、何10人を経てやっと仕事にありつけるものだと思っている。

 
その中で、久々に同業者の人に会った。交流会も終わり頃になっていて、つい話し込んでしまった。その交流会は22時ころに終わったので、そのまま僕たちはご飯を食べに行くことになった。
 
ご飯を食べながら自分たちの仕事の話をしていると、同業者の人は体がうまく動かせない時期があったことを話してくれた。その病気になると、一般的な人間の活動時間に動くことが難しく仕事を継続するのも難しかったらしい。ただ、彼もフリーランスのようなものなので、仕事をする時間にある程度の問題はなかった。
 
同業者の話を聞いていて、僕は「そもそも、みんなが同じ時間に会社に行く必要ってあるかな?」と、ぼんやりとこぼした。僕としては以前から、あの満員電車に揺られてみんなが一斉に会社へ向かう必要があるのか、よくわからなかった。
 
たしかに、みんなが同じ場所にいて作業が流れるのは理想だろう。しかし、今はパソコンでできる仕事も多いし、各家庭で事情も変化しつつある(男性サラリーマンだけで家庭のお金をまかなえるような時代ではないし、父子・母子家庭、介護をしている家庭など)。同業者の人のように、朝に体が動かさなくて十分な仕事に就けない人もいるだろう。
なのに、まるで学校のようにみんなが決まった時間に一斉に会社にへ行くというのも、わりと不効率なんじゃなかろうな。人材確保したいと言っている割には、会社の「仕事なんだからなんとかしろ」という、体育会系的な精神論が見え隠れして嫌になる。その結果、今やワーカーホリックや自殺者が後を絶たない現場があるわけだ。
 
ブラック企業とかバイトとか、そんな言葉はどうでもいいけれど、とにもかくにも雇用者と被雇用者の間に大きな溝が生まれているのは間違いない。会社で働くことのメリットだってあるけれど、そろそろ「仕事なんだから仕方ない」という精神論は止めてほしい。
 
こんな意見を言うと、同業者の人もここぞとばかりに「そうそう、起きても布団から1時間ぐらい動けないのよ。フレックス制度を取り入れよう」とのってきた。それじゃタダのダメ人間ですよ、と言いながら僕は同意を込めて笑った。相手の人も「そうだね」と笑みをこぼした。でも僕は、仕事をして生活や健康が損なわれるなんて、ほんとナンセンスにしか思えない。